海外に文化財が流出していると嘆く人がいる。
創作者Kはむしろ、それでよいと歓迎している。

なぜなら、そのお陰で、優れた作品が世界中に知れるきっかけになったし、
地震大国日本で、文化財が被災して失われた場合、
同一作品ではないにしても、他の傑作は海外で生き延びられるからだ。

それに、日本人が自国文化を大切にせず、その良さを理解した海外の人々が購入し
優れた文化が海外の人々によって生き延びたといえるからだ。

日本人も自国文化に誇りをもち、輸出品として流通させ国際交流の証としての流出もある。
優れた作品は、国内で死蔵するのではなく、広く世界に発信すること、
優れた芸術作品は、広く世界に流通させることが大切だと創作者kは確信している。

なぜなら、国内で理解されなくても、世界で理解されること、それが普遍性をもった優れた作品の証だから。

世界で通用せず、国内のみで流通するものもあってもいいけれど、
その場合は、国内が審美眼が高ければの話。
残念ながら、自国内にしか目がいかないものはおごりや自己満足に陥りやすい。